研究題目:
入力条件がタグ付けに与える影響の研究
研究者:
竹中 尭
研究の概要:
アフォーダンス。
それは動物が、自身の生活する環境を探索することによって獲得する知識である。
コンピュータは人が獲得した意識の一つであると言える。しかし、そのコンピュータ
を使いこなしているのはごくわずかな人であり、ほとんどの人はコンピュータとの対
話が完全にできない状態に置かれている。
この現状を一言で表すと、人はコンピュータの進歩に、追いついていけていないと
いうことになる。
インターフェイスは、その差を埋めるための、つまり文明の進歩に人の進歩を追い
つけるための研究と言い換えることができるだろう。インターフェイスの優れたもの
は、人を正しい判断に導く手助けをしている。例えば、「撮る」と「見る」が分離して
いることが当然だったカメラに、ポラロイドカメラやデジタルカメラが登場したこと
で分離していた二つの行為が融合し、より使いやすくなった。
私は、そのインターフェイスをコンピュータに対し、具体的に実践していくことが
今、必要とされていることであると考えた。
本研究の目的は、人がコンピュータに対し適切な判断を補助する環境を探ることで
ある。
- その上で、コンピュータをより使いやすい条件のインターフェイスデザインの指
針を提案する。 - その際に、タグに着眼した。ファイルを分類する新しい手段であるタグは、その
インターフェイスを発揮する環境を提案する必要があると考えた。 - タグを付ける、色々な環境を想定し実験を行った。
Abstract:
発表論文:
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