研究題目:

交通機関における時間表示方法に関する研究

A research on time display methods in transportation facilities

研究者:

福井進吾

研究の概要:

私たちの日々の活動に密接に関係するのが「移動」である。自宅から会社、自宅から学校、また
は旅行など、日々私たちは同じ場所で活動することなく、場所を変えて活動している。
総務省統計局による社会生活基本調査 (2001 年度)[1] によると全国の被雇用者の片道平均通勤
時間は 49 分、往復で約一時間半にもおよぶ。また、長い時間を移動する利用者が減少したため、
平均時間が減少する傾向があるが、およそ一時間半前後の利用者割合は増加している(図 1.1)[2]。
このような調査からも移動が1日の行動の中で占める割合が非常に大きいことが分かる。

さらに、この「移動」の手段に目を向けると、首都圏における東京区部への通勤手段の約 4 分の
3 を鉄道・地下鉄が占めている。そして、その混雑度は 1975 年時の 221% からは、オフピーク通
勤などの取り組みによって 2003 年時には 171% に下がってはいるものの、依然としてその利用率
は高く、首都圏をはじめ大都市圏において多くの人が一日の多くの時間を鉄道などの交通機関を
利用した移動に割いていることがわかる。
このようにして、多くの人々の生活の一部を占める交通機関による移動は、平日の毎日繰り返さ
れることに加えて長時間に渡るため、彼らの生活に与える影響は小さくない。例えば、通勤時間が
長くなればなるほど職場ストレスを感じる人の割合が高くなることが分かっており [3]、「移動」と
言う行為が生活者に与える影響は今や無視できないものになってきている。

Abstract:

発表論文:

学会発表
• 福井進吾,安村通晃, 交通機関における新たな時間表示インタフェースの試作, WISS2006.
(Dec. 2006).
• 福井進吾、高石悦史、安村通晃、松本貴之、渡邊恵太、後藤孝行、児玉哲彦、 電車展 (1) 概
要と設計: 電車における乗客のための情報デザインの研究、 ヒューマンインタフェースシ
ンポジウム HIS2006, (Sept. 2006).
• 高石悦史、福井進吾、安村通晃、松本貴之、渡邊恵太、後藤孝行、児玉哲彦、 電車展 (2) 実
装と評価: Suica と携帯を用いた電車内でのインタラクション、 ヒューマンインタフェース
シンポジウム HIS2006, (Sept. 2006).
• 松本貴之, 角田史記, 中川剛志, 安村通晃. 鉄道サイバネシンポジウム論文集 (CD-ROM).
2006


展示会
• 電車展 ~Suica が拓く未来の列車~ 2006 年 2 月 10 日 (金)~11 日 (土) ギャルリーパリ
(横浜日本大通り)。主催: 慶應義塾大学 SFC iDL(安村研).


記事掲載
• mono マガジン 2006 年 9 月号 特別編集「新製品民俗学」:電車展 Suica が拓く未来の電
車, pp.120-121.
• PC watch 2006 年 2 月 13 日 森山和道の「ヒトと機械の境界面」「電車展 -Suica がひら
く未来の列車-」開催~人が乗りたくなる電車とは.

イメージ/ビデオ

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