開催日時

2011年9月8日(木)11:00〜18:00
2011年9月9日(金)11:00〜19:00
2011年9月10日(土)11:00〜18:00

展示会場

3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14

入場料

無料

主催

慶應義塾大学 SFC Interaction Design Lab: YLab

テーマ「旅」

人は昔からあらゆる旅を経験してきました。 長期間にわたる壮大な旅に1人で出かける人もいれば、初めて通る道を軽く散歩することで旅とする人もいます。 旅という行為は私たちにとても身近で大切な行為だといえます。

近年の情報技術の進化は旅のスタイルにも大きな影響を与えています。 必要な情報は何でも手に入るため様々な場所が旅の対象となり、事前の計画も簡単に立てらるようになりました。 一方で地球上のあらゆる場所の様子が自宅に居ながらつかめてしまうため、非日常的なものを求めるという旅本来の楽しみは失われつつあると言えます。

このように、時代の変化によって旅の本質が変化しているにもかかわらず、私たちがそこに真正面から向き合う機会は少ないのが現状です。 この展示会では、人間にとって非常に身近な行為である旅を現在の私たちの立場から見直し、新たな旅の提案を行います。

ぶらり、インタラクションの旅、体験してみませんか?

トークセッション

日本人の旅、こころの旅

2011年9月8日(木)13:30 - 15:00
  • 佐伯 剛 (風の旅人 編集長)
  • 村山 香苗 (JR東日本 大人の休日倶楽部)
  • 安村 通晃 (慶應義塾大学 環境情報学部)

果てしなく、女の旅欲

2011年9月9日(金)14:00 - 15:30
  • 山本 貴代 (女の欲望ラボ代表/女性生活アナリスト)
  • 小川 克彦 (慶應義塾大学 環境情報学部)
  • 安村 通晃 (慶應義塾大学 環境情報学部)

旅とメディア

2011年9月10日(土)14:00 - 15:30
  • メレ山 メレ子 (秋田犬「わさお」をブレイクさせたカリスマブロガー)
  • 安村 通晃 (慶應義塾大学 環境情報学部)

※ 敬称略

展示作品

  • Journey Relay

    上野 大樹 + 川嶋 裕香

    一口に旅と言っても、人によって出発地も到着地もバラバラです。
    「旅のバトン」は、人それぞれの旅をつなげるためのツールです。 バトンが渡ってきたルートやバトンをつないだ人が旅先で撮った写真を記録していき、 バトンを受け取った人はそれまでの旅の思い出を見ることができます。
    また、旅人同士のちょっとした交流の機会も与えます。

  • ステップナビ

    藤沢 和哉

    「歩くペースが遅すぎて目的の時間に間に合わなかった」「 時間を気にして急いだ結果早く着きすぎてしまった」 旅に出かけた時など、土地勘のない場所での移動はペース調整が難しいですよね。
    「ステップナビ」は適切な歩みのペースをナビゲーションし、そのような問題を解消します。

  • CQ Submarine

    吉原 建

    世界中に散らばる音や映像を方向と距離を使ってチューニングしながら、なんとなく曖昧に取得します。
    アマチュア無線用語である「CQ」の語源には諸説あり、 "seek you"(あなたを探す)、"Call for Quarters"(四方に呼び掛ける)などがそうであるとされています。

  • くも落とし

    秋山 博紀 + 加藤 可奈 + 元良 龍太郎

    旅先のポスターに載っている商品をクラウドを通じて実世界ダウンロードするためのシステムです。 自然なインタラクションを通じて商品を移動できるようになっています。たくさんのお土産を仮想的に持ち帰り、 地元に帰ってきてからゆっくり吟味することができます。

  • 旅まんびゅう

    山本 伶

    「××に行ってきました」という言葉とともに差し出されるおみやげのお菓子は嬉しいものです。 でも本当に大切なのはお菓子よりも、その人自身が旅で体験したことを語ることのはずです。 「旅まんびゅう」は旅から帰ってきたあとのお茶の時間を少しだけ楽しくする、まんじゅう(の箱) 型おみやげインタフェースです。

  • AR不思議NAVI

    白崎 琢也

    カメラをかざすとウサギがどこかへ案内してくれます。 どこに案内してくれるかはウサギ次第。 目的のない、目的地もない旅への案内人を追いかけてどこか不思議な日へNAVIさ れてみても良いのではないでしょうか?

  • メタボパッカー

    首藤 まり江

    重量オーバーです。
    空港のチェックインカウンターで無常にも放たれるこの言葉に憤慨した経験、あなたにもありませんか?
    「メタボパッカー」は、スーツケースの重量をおなかの肥満度で表現し、これを瞬時に判断可能にするアタッチメント擬人化デバイスです。 重量オーバーならメタボ腹のダルダル状態に、そうでないときはエイトパッカーの腹筋バキバキ状態に。 自在に変化するおなかをスーツケースに取り付けて、楽しい旅をお過ごしください。

  • MemoryPointer

    馬場 匠見

    本システムは、旅の思い出の振り返りを支援する写真閲覧システムです。
    旅先で買った思い出のモノと旅先で撮った写真データを紐づけておくことによって、 思い出のモノを鍵とした写真データの再生を可能にしました。 また、様々な媒体での再生に対応したことにより、多様なシチュエーションでの利用が可能です。

  • 自分用バスガイドさん

    海宝 竜也

    団体でバスに乗っているとき、バスガイドがいて欲しい人とそうでない人がいます。 また、いて欲しい人でも話を聞きたいときとそうでないときがあります。
    「自分用バスガイドさん」は乗客全員が満足でき、バスでの移動時間をより快適にする、自分のためだけのバスガイドです。

  • 旅バンク

    三谷 真梨奈 + 上原 由理絵

    旅って、お金がかかりますよね。
    「旅バンク」は、自分の貯金額に応じた旅先を示してくれます。 広がっていく渡航可能範囲を見ていれば、もっと貯金したくなってくるのではないでしょうか。
    旅をしたいけどお金がない、そんな人のための貯金箱です。 目指せ、世界制覇!

  • 新天地へようこそ

    足立 丈典

    GPS、音、画像を使って、新しい地域、土地に足を踏み入れた時の 臨場感などを表現するandroid用のアプリです。 新しい土地に入り込んだ時にユーザーを中心に、どの方向かつ どのくらい先がどのような所になっているかをユーザーが 認識できることを目的としています。

  • ぶらっと鉄道の旅支援

    佐藤 剛史

    電車に乗って旅をするとき、多くの人が乗換検索を利用します。 現在の乗換検索は、「最短乗換」「最安乗換」「最小回数乗換」の3種類に大別されます。 しかしどの方法においても、出発駅と到着駅の点と点との移動にのみ着目しているため、中間駅に関する情報提供はあまりなされていません。 これでは、旅の途中に魅力的な場所があったとしても、旅行者はそれに気づくことができません。
    そこで「ぷらっと鉄道の旅支援」では、ユーザーが乗換検索から情報を参照するときに、 途中下車可能となる駅の魅力を表示させることで、より充実した旅を支援するシステムを提案します。

  • 座席ビュー

    佐藤 剛史 + 元良 龍太郎 + 川嶋 裕香
    秋山 博紀 + 山本 伶 + 加藤 可奈

アクセス

3331 Arts Chiyoda

〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
東京メトロ 銀座線
  • 末広町駅 4番出口より 徒歩1分
東京メトロ 千代田線
  • 湯島駅 6番出口より 徒歩3分
JR 御徒町駅
  • 南口より 徒歩7分
JR 秋葉原駅
  • 電気街口より 徒歩8分

参加メンバー

教員
環境情報学部
安村 通晃 (教授)
樋口 文人 (非常勤講師)
研究員

佐藤 剛史
(JR東日本特別研究員)
政策・メディア研究科
D2
上野 大樹
M2
藤沢 和哉
元良 龍太郎
吉原 建
M1
秋山 博紀
山本 伶
白崎 琢也
総合政策学部/環境情報学部
B4
加藤 可奈
細矢 つかさ
三浦 直也
首藤 まり江
戸塚 翔三
B3
岩崎 恵美
馬場 匠見
川嶋 裕香
B2
三谷 真梨奈
上原 由理絵
足立 丈典
海宝 竜也