私たちの身の回りにはさまざまな「まなびのきっかけ」が溢れています。これらを積極的に見つけて感じ取ることが成長に結びつきます。

　しかし、学校に通うだけでは能動的にまなぶ姿勢を身につけることはできません。毎日同じ場所で、用意されたカリキュラムを消化するだけでは、なかなか「まなびの楽しさ」に気が付くことができないからです。こうした環境は私たちの視野を狭ばめ、創造力を減らし、感受性をなくします。創造の基礎となる知識を学ぶ意欲さえも軽減させるでしょう。

　現在、安村研究室では、より豊かな「まなび」を実現するためのアプリケーションや道具の開発を試みています。「まなび」のエネルギーとなる知的好奇心は、感動や発見から生まれます。インタラクションデザインの思想をもった「まなび」が私たちに未来を切り開く力を与えます。